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ルーン占い

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蘊蓄

古代ゲルマン・北欧文化の文字。最初の6文字からフサルク futhark とも呼ばれる。最も古いものはElder Futharkと呼ばれ24文字から成る。その後、いくらか文字を追加し30文字以上になったAnglo-Saxon runes、逆に言葉の変化により16文字に単純化されたYounger Futhark(Scandinavian runes)にざっくり分かれている。通常、占いに使用されるのは24文字のElder Futharkが多い。字形は結構バリエーションがある。Anglo-Saxon runesはElder Futharkの時に『A』の音価だった文字が『O』の音価に変化したためフソルク futhorkと呼ばれたりもする。

発祥は諸説あり、古イタリア文字をゲルマンなりに真似たという説が有力。1世紀頃には、普通に情報伝達する文字や符牒として使用されていた他、占い的に「木の枝を細切りにしてしるしをつけて投げて、祈って拾って解釈する」というような使い方もあった。

その後、ラテン文字に負けたりしつつ、15~16世紀にJohannes Bureus(スウェーデンのオカルト屋)がカバラとフサルクを基にしたAdul-runaというルーンのシステムを考案したり、20世紀初頭にGuido von List(オーストリアのオカルト屋)がArmanen runesを広めたり、と、ゲルマン民族主義の盛り上がりと一緒にオカルト的に復活。

現在のブランクを含むルーンカード的な占い用法はRalph H. BlumのThe Book of Runes(1st editionは1984)の影響が強いかもしれない。特に、カード・石に何も書かれていない『ブランク』はこの本以前には見当たらないものだと言われる。また、カルマの概念や易経を参照するところも、伝統を重んじるHeathen(ゲルマン新異教)やOdinist(オーディン主義者)からは異を唱えられることがある。

よくある24文字のエルダーフサルクの並び方について、よーく見るとEihwazとPerdhro、DagazとOthalaが入れ替わっていることがある。並び順の元ネタはキルバー石碑 Kylver Stoneに記されている順(ᚠᚢᚦᚨᚱᚲᚷᚹᚺᚾᛁᛃᛈᛇᛉᛊᛏᛒᛖᛗᛚᛜᛞᛟ)と思われるが、これはよくある並び順(ᚠᚢᚦᚨᚱᚲᚷᚹᚺᚾᛁᛃᛇᛈᛉᛊᛏᛒᛖᛗᛚᛜᛟᛞ)と比べてEihwazとPerdhroが入れ替わっている(理由は不明)。DagazとOthalaが入れ替わっているものは、Othalaの次にDagazが来る方が意味合い的にしっくりくるとか、オーディン神(ODIN)へのオマージュとしてO→Dとなるようにしている、など諸説ある様子。

20世紀初頭に提唱されたさまざまなアイデアの一つとして、ルーンにはミトラ教の影響があり、F(Fehu)を一番最後に配しU(Uruz)を先頭にすべきと考える『Uthark』と呼ばれるパターンもある(Sigurd Agrellというスウェーデンのスラブ語教授が1930年頃に提唱)。3つのaettも一つずつずれて、Ur aett は UL(Uruz)~HAGAL(Hagalaz)、Naud aett は NAUD(Nauthiz)~TYR(Tiwaz)、Bjarka aett は BJARKA(Berkano)~DAGAZの後にFEH(Fehu)となる。また、これを一列に並べて外側からルーンのペアを作って12の組み合わせとして使用することもある様子。UTHARK Nightside of the Runes - Thomas Karlssonから抜粋すると…
UR(Uruz) - FEH(Fehu)のペアは 原初の牛/飼いならされた牛、自然/文化
THURS(Thurisaz) - DAGAZ(Dagaz)のペアは 夜/昼
AS(Ansuz) - ODAL(Othala)のペアは アスガルド/ミッドガルド、天/地
…という具合で、占いよりも魔術的使用が主目的。


...と、掘り返したらキリが無いし語学・教養の壁が結構高く厚いので、とりあえず当サイトでは、たぶんBlumから発生したであろうネタやNigel Pennickの資料などを基にして、POPで楽しいルーン占いを作っていきたいと思います。

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